日本の食について考える(小麦)

日本人は和食や中華、西洋料理、イタリアン、エスニック…などなどあらゆる料理を毎日食べている。

ある意味とても恵まれた食文化である。…それはいつからか?

主に戦後、アメリカから輸入された「小麦」を食べるようになってから現在のような食文化へと発展したと考えられる。と、同時に戦前には無かったような病気(クローン病やアトピー)や癌が増えているのも事実である。

戦前にも小麦は「うどん」などで食べていたのではないか?というが、昔の日本の小麦には「グルテン」は含まれていない。現代の小麦は収穫量をアップさせるために品種改良されたのである。

少なくとも昔の日本人は「大麦」を食べていたのである。大麦は昔はご飯と同じように炊いて食べていて、食物繊維が多く栄養価が高いものであり、主要なタンパク質は「グルテリン、ホルデイン」というもので、グルテンはできないものであった。それに対して「小麦」はタンパク質の8割が「グリアジン、グルテニン」で、この2つが絡み合って「グルテン」となっている。

日本人の約8割は「グルテン不耐性」である。日本人が大昔から小麦を食べている人種では無かったため、体質としてグルテンを分解・消化する酵素が不足していて、体の不調が表れてしまうのである。近年、小麦の摂取量が増えると癌が増え、クローン病や潰瘍性大腸炎、アトピー性皮膚炎などが増えているのはそのためである。逆に小麦を止めたら治った、改善されたという症例もあるのは事実である。

この品種改良された「小麦」をなぜ、日本人が食べるようになったのか?

アメリカは世界各国に小麦を輸出していたが、豊富な農作物が大量に余り、改善策として1954年に発展途上国(日本に)余剰農産物を輸出する法案PL480法(農業貿易促進援助法)を成立させた。それによって、学校給食への無償贈与や貧困層への援助、災害救済援助など戦後の日本にとっては有り難い、タダ同然の物であり、受け入れる流れとなってしまったのである。

また、グルテンは依存症を引き起こし、脳の快楽報酬系に作用するのである。グルテン以外に甘みや不飽和脂肪酸、覚醒剤などの薬物は脳のドーパミンを分泌し、「またこの快感が欲しい」と感じてしまうのである。パンやお菓子、ケーキ、ラーメンなどが止められないのはこのグルテンのせいである。

快楽を求めるか?病気を受け入れるか?

皆さん、目を覚ましてください。

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