日本は、入院できる病床が160万床もあり、世界一多いと言われています。
ところが、コロナを指定感染症の2類相当にしたため、3万床ほどしか利用できない状況が長く続いた。いわゆる「医療崩壊」というもの。
この「医療崩壊」はなぜ起こってしまったのだろうか?
病気で苦しんでいる人を助けないということが今までにあっただろうか?
コロナ陽性になったら病院にも行けず、家で苦しんでいる人が多かったという異常事態になぜなってしまったのか?
そもそも医者とはどういう立場であるのか?
医師法19条「診療に従事する医師は、診察治療の求めがあった場合には、正当な事由がなければ、これを拒んではならない」という応召義務がある。
…この義務を忘れてしまった医者が多すぎませんか?
民間病院がコロナ患者を受け入れたくない理由として、①一般の手術、検診の延期、入院患者の管理、隔離個室など、コロナ以外の患者を減らす必要があるため→それによって「利益」が減る。消毒などの経費が必要となる。
②院内感染→スタッフが罹ると外来対応や手術などが停止してしまう。風評被害による「経営悪化」→職員の賃金を切り詰めることになるなど。
開業医の場合は、個人事業主と同じなので、通常の患者さんが来なくなったら困るし、院内感染によって外来機能が停止したら経営が成り立たないため、コロナ患者を断り、自らの「利益を優先」にさせた医者が多く出てしまったためだと考えられる。
なぜこんな異常事態になってしまったのか、もう少し深掘りしてみたいと思う。
つづく。
コメント